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久高島は琉球の創世神アマミキヨが国造りを始めた神聖な場所とされ、琉球の聖地である御嶽をはじめ、多くのパワースポットが有る事で知られています。島全体が聖域と呼ばれているほど神聖な島として崇められてきました。今では観光地化され、多くの人が通うようになり、今後ますます注目が集まるであろう久高島についてここでは、久高島の歴史や島内にある様々なスピリチュアルスポットをお伝えしていきます。久高島に行く予定がある方は参考にしてくださいね。

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あなたは呼ばれている！？神の島とよばれる久高島の魅力とは

１：神話の始まりの島

久高島は琉球神話において、世界の始まりの島として知られています。
沖縄本島には御嶽(うたき)と呼ばれる琉球信仰の聖地が有りますが、久高島にはその中でも最高の聖地であるばウボー御嶽が有ります。
ウボー御嶽は、イザイホーと呼ばれる12年に一度の儀礼が行われる場所です。
イザイホーとは、久高島で生まれ育った三十歳以上の既婚女性がノロ(女性の司祭)となる為の大切な儀式であり、このためウボー御嶽は男子禁制となっています。琉球神話ではアマミキヨは琉球や奄美諸島の島々を創造した神とされており、沖縄にある島々の中に9つの聖地と７つの森を造ったとされ、その内の7つが現在琉球開闢七御嶽として祀られています。
御嶽は神話の時代から存在している神聖な場所であり、そのためにとても力の有るパワースポットであると言われています。
御嶽を造ったアマミキヨは沖縄に人をもたらし、五穀を授けた神とされており、このアマミキヨが作った御嶽では現在でも五穀豊穣や子孫繁栄が祈られ沖縄の繁栄を司っています。

２：久高島の様々な行事

久高島は琉球神の面影を色濃く残す非常にスピリチュアルな島です。
そのため、島では現在でも神々にささげる様々な行事が行われており、代表的なものには次の様な物が有ります。

ジューグヤー

旧暦8月15日に開催される祭祀で、いわゆる十五夜の事です。祭祀の内容は健康を祈願する祈りに始まり、神聖な唄と踊りで祝うお祭りです。

ハティグヮティマティー

ハティグヮティマティー(通称8月祭り)は旧暦8月10日から12日の間に行われる祭祀です。
この祭祀は、平和と健康を祈願するもので、2日目は悪霊払い、3日目は平和の神唄が歌われます。
正月と同様に島内外から人が集まり、カチャーシーと呼ばれる踊りで悪いものを吹き飛ばすとされています。

ショーグヮティ

ショーグヮティは旧歴の1月1日と1月3日に行われる久高島のお正月です。大漁祈願や一年の健康などの儀式が行われ、シ島中が厳粛な雰囲気に包まれます、。また祭祀の中ではカチャーシーが踊られ、魔を祓い、一年の幸福を祈願する物となっています。
これらの祭祀に参加する際は、ただのお祭りではなく厳粛な儀式であることを忘れてはいけません。スピリチュアルなイベントに興味がある場合でも遊び気分ではなく、祭祀の参加者として厳粛に振る舞うことが大切です。

３：久高島のおすすめパワースポット

ここでは、久高島を訪れた際に立ち寄りたいパワースポットを紹介していきます。

カベール岬

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カベール岬はハビャーン岬とも呼ばれる久高島の久高島の最北端にある岬です。
カベール岬は琉球の始祖神・アマミキヨが上陸し、住み着いたとされる場所で、神木のクバ（ビロウ樹）林があり、神が降り立った神聖な雰囲気を現在に伝えています。
一帯に植物群落が広がっており、県の天然記念物にも指定されています。

イシキ浜

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イシキ浜は魂が帰る場所として知られている神聖な浜辺です。沖縄の極楽浄土であるニライカナイへの遥拝所があり、神聖な雰囲気が漂っています。ニライカナイは神々が住む場所や、死後の世界とされており、スピリチュアルな感覚が敏感な方なら、現世とは異なる世界を感じられるかもしれません。伝承によれば、この浜に五穀（麦・粟・黍・小豆・うく豆）の壺と、黄金の瓜実が流れ着いたと言われており、琉球国王は久高島を五穀発祥の地として崇めたとされています。

外間殿

外間殿(フカマ)久高島での様々な祭祀が行われる神聖な拝殿です。中に入ることはできませんが、建物の敷地内には神聖な雰囲気が漂っています。
また外間殿と同時に見ておきたいのが久高殿(ウドゥンミャー)です。外間殿と久高殿は久高島の二大祭祀場であり、これらの二大祭祀場は琉琉球王朝第二尚氏三代尚真王の頃に設置された由緒ある歴史的建造物でもあります。

御殿庭

久高島の始祖を祀る大切なお宮が御殿庭です。御殿庭は二つのお宮から成っており、一つのお宮には神を招き祭事を行うであるアシャギがあり、もう一方には沖縄の始祖の一人である白樽が祀られています。

４：久高島を訪れる際の注意点

久高島はる神聖な島であり、ここまで見てきたように多くのスピリチュアルなスポットがあります。また久高島の住民は基本的に祭祀に関係する人々であり、神々への敬意や儀礼祭祀を大切にする文化が生きている島でもあります。それ故、御嶽をはじめとする多くの場所では立ち入り禁止になっている事も多いです。
しかし、過去心無い観光客や宗教関係者などに無断での御嶽への立ち入りや、祭祀に対する不敬な行ない等、伝統文化を踏みにじる行為が問題になった事が有ります。久高島へのアクセスはフェリーで可能ですが、フェリー内に島内での振る舞いに対する注意書きがありますので良く確認し、久高島を訪れる際は、マナーを厳守することを心がけましょう。

ここまで久高島の魅力を紹介しきましたが、いかがでしたでしょうか。久高島は小さな島ですがいくつものスピリチュアルなスポットがあります。神様の住む場所に足を踏み入れるので、感謝の念を持ってスポットに行くようにしてくださいね。島内のパワースポットそれぞれには、初めてきたのにも関わらずどこか懐かしい雰囲気を味わうことができると思います。目を閉じてゆっくり腰掛けて五感で島のパワーを感じてみてもいいかもしれませんね。神の島とも呼ばれる久高島、この機会にスピリチュアルなスポットを巡って、神聖な雰囲気に触れてみてはいかがでしょうか？

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