スピリチュアル 運気が上がるパワースポット編

沖縄の神女!?ノロについてまとめてみた


日本の最西端に位置する県、沖縄。亜熱帯に属し、青い海と雄大な自然に囲まれた美しい島であり、琉球王国に由来する様々な文化が息づく島でもあります。
そんな沖縄には、琉球神道と呼ばれる独特な宗教文化が息づいており、その中でも「ノロ」と呼ばれる神女たちが今に至るまで信仰を支え続けているのが特徴的。
ここでは、そんな「ノロ」と呼ばれる女性たちについて紹介していきます。


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沖縄の神女!?ノロについてまとめてみた

 

「ノロ」ってどんな人たち?


沖縄には「琉球神道(りゅうきゅうしんとう)」と呼ばれる特徴的な信仰大系があります。
琉球神道は「御嶽神道(うたきしんとう)」や「ニライカナイ神道」とも呼ばれ、創造神である「アマミキヨ」(或いは「アマミク」)を始めとして、様々な物に神が宿るとする精霊信仰の様な形の宗教とのこと。
琉球神道において、万物には「セジ」と呼ばれる霊力が宿り、人間を善い方向に導くとされています。
この「セジ」を用いて様々な儀式を執り行う巫女役の女性を「ノロ」と呼び、古くから沖縄の神官として人々に親しまれてきました。

「ノロ」と「ユタ」の違い


沖縄の宗教における巫女として、「ノロ」と並んで代表的な「ユタ」があります。
どちらも沖縄の人々の侵攻に根ざした存在ですが、次のような違いが有ります。

・「ノロ」が祈祷や儀式などの大掛かりな神事を行うのに対し、「ユタ」はお墓参りやお祭り、冠婚葬祭など人々の生活に密着した儀式を行う。

・「ノロ」は特定の血統に属するものしかなれないのに対して、「ユタ」は血統に限らず修行を重ねることでなれるといわれています。

・「ノロ」は主に自然の精霊と対話を行い、「ユタ」は主に祖霊などの人の霊と対話を行う

「ノロ」は神主や神官といった宗教の指導者的存在であり、「ユタ」は霊能力者や占い師の様な職業であると言えます。沖縄の人々にとって、様々な信託などを司る神聖な存在が「ノロ」で」あり、より身近で日常的な存在が「ユタ」であると言っても良いでしょう。

起源


沖縄の歴史では、1429年に尚巴志王(しょう はしおう)によって琉球王国が成立し、以後1879年までの450年間 続いていきます。この琉球王国が成立する前の沖縄では、小規模の集団によって各地に集落が作られ、独立した集落ごとにまとまって生活が営まれていました。
集落が造られる際、必ず最初に「御嶽(うたき)」と呼ばれる祭祀場を選定します。「御嶽」は琉球における聖域の総称であり、現在でもパワースポットとして多くの御嶽が残されています。この御嶽には集落ごとに様々な神が祀られているのが特徴です。大まかに分けて4つに分類されます。

・ニライカナイからの来訪神
・血縁関係のある祖先を神として祀ったもの(祖霊)
・血縁関係はないが、何らかのつながりを持つ祖霊(琉球神道における人間の祖先など)
・偉大な人物を神として祀ったもの

これらの神々は御嶽に祀られ、そこで神様に祈りをささげて、作物の豊作を願う祭祀が行われていました。この祭祀を執り行ったのが根神(ニーガミ)と呼ばれる巫女たち。
琉球王国が成立するに当たり、王族に仕える神官としての地位を与えられ、それらをまとめるリーダー役の神女が『ノロ』と呼ばれるようになったとされています。

役割


ノロは巫女であり、その最大の役割は沖縄諸島の繁栄を祈願する事に有ります。ですので、季節の節目や月齢などの要素に応じて、沖縄ではノロによる様々な儀礼祭祀が行われています。その中で代表的な物をピックアップしてみました。

イザイホー

琉球王国時代において、最高の聖域と位置づけられた久高島で行われる儀式です
12年ごとの午年に旧暦の11月15日から4日間行われるもので、ニライカナイ(琉球神道における極楽浄土)より訪れる神を迎えてもてなし、新しいノロをその神々に認めてもらう為の儀式です。
600年以上の歴史を持つ、沖縄でもっとも重要な儀式の一つです。

ショーグヮティ

ショーグヮティは旧歴の1月1日と1月3日に行われる物で、いわゆるお正月の事です。大漁祈願や一年の健康などを祈る儀式がノロによって行われます。祭祀の中ではカチャーシーと呼ばれる魔を払う踊りが踊られ、一年の幸福を祈願するのが特徴です。

ハティグヮティマティー

「八月の祀り」の意味であり、一年のうちで注意を要する月といわれる8月の、10日~12日の3日間行われます。 1日ごとに違った儀式が行われ、初日はビンヌスーの舞(祈り)から始まり、健康・平安の祈願をするのが特徴。2日目の「ヨーカビー」は「悪霊」を祓う日とされており、3日目の「テーラーガーミー」は太陽神の儀式が行われます。

ジューグヤー

十五夜の事で、久高島にあるフカマ(外間殿)を中心に行われ、ハティグヮティマティーの結びの祭祀で、月神に対する祈りが行われます。祈りが済むと参加者全員で唄い、踊り、最後はカチャーシーが舞われる、賑やかなお祭りです。


ここまで、沖縄のノロに関する事柄をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。沖縄諸島では現在でもノロによる精霊信仰が行われており、特に久高島を中心とした一帯は神秘的なパワースポットとして知られています。
この沖縄において、スピリチュアルな要素を司る存在であるノロ、その神秘のパワーが気になる方は沖縄に足を運んで見てみることをおすすめします。また、その際にはおすすめしたいユタがいます。↓
スピリチュアルカウンセラーKISE。年間1000人以上のセッションがある人気占い師です。占いにとどまらず、エネルギーワークを通してセッションやスクールを展開しており、現在まで口コミのみで多くの方にアドバイスをしてきました。沖縄に訪れる際はぜひ相談しにみ行ってはいかがでしょうか?

まとめ

沖縄の神女!?ノロについてまとめてみた

1:「ノロ」ってどんな人たち?
2:「ノロ」と「ユタ」の違い
3:起源
4:役割

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