人間にとって最も身近で重要な物の一つである塩。塩には古来より邪気を祓う力が有るとされ、現在でも盛り塩をしたり、お葬式などの清め塩といった形で利用されています。
塩の主成分であるナトリウムは人間の体にも必須の栄養素であり、塩と人間の間には切っても切れない関係が結ばれていると言ってもいいのではないでしょうか。
そんな身近な塩ですが、ただの縁起物や儀式的な物としての側面だけでなく、実際に様々な効用や、秘められたパワーがあるのが特徴です。

そこで、ここでは塩が持つ浄化効果や、そこから得られる様々な効果を紹介していきます。

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運命を変えられる！塩で浄化する事で得られる効果とは

１：塩と神道

塩は全世界で使用されている物ですが、塩に特別な浄化効果があると考えられているのは日本特有の文化です。
この考え方は神道から来たものです。古事記によれば、伊弉諾尊（いざなぎのみこと）が、妻である伊弉冉尊（いざなみのみこと）がいる黄泉の国から戻った後、冥界の「ケガレ」を祓うため海水につかって禊ぎを行った、とされ、塩を神聖視する源流になったとされています。ここでいう「ケガレ」とは、気が枯れてしまう事=気枯れを指し、古代の人々は周囲を清め、そこに流れる気を悪い気から良い気へと転じさせるために塩を利用していたと考えられています。

２：塩の浄化効果

塩の効果には様々な物がありますが、スピリチュアルな分野では、特に精神面への浄化効果、癒し効果が注目されています。身近な例で言えば、盛り塩が特徴。盛り塩は特定の場所に塩を置く事で悪霊などを祓う物でありますが、その他にも塩の浄化効果により、気の流れやよどんだ悪い気を洗い流し、幸福をもたらすものとしての側面もあります。
本格的な盛り塩を置く場所の算出には、方位の算出や家の中心点を正確に割り出す必要があるため、まずは下記の様な簡易的な物からはじめるのがおすすめです。

家や敷地、部屋などの四隅に置く

盛り塩の置き方としては、最もオーソドックス。家の建っている土地そのものの気を整え、流れを良くする効果が有るとされています。

家の欠落部分に置く

気の流れを考えると、家の形は上から見下ろした時に四角形に近ければ近い程良いとされています。このため、上空から見て四角形の欠けた部分に盛り塩を置くと、気の流れのバランスを整え幸運を呼び込んでくれると言われています。

水周りに置く

水は気の影響を受けやすく、台所やお風呂、洗面所やトイレといった水周りには悪い気が溜まりやすいとされています。そのため、これらの場所に盛り塩をしておけば、悪い気を清め良い気を運んできてくれでしょう。

３：その他の塩を用いた浄化方法

塩を使っての浄化や開運方法には、様々な種類がありますが、ここではご家庭でも気軽にできる方法を中心に紹介していきます。

塩風呂

入浴時、湯船に塩を一つかみ(大さじ三杯程度)入れて入浴してみて下さい。塩にはスピリチュアルな浄化作用と共に高いデトックス効果があり、血流を良くして新陳代謝を高め、湯冷めをしにくくしてくれる効果があります。また、塩の成分によって、体にたまっている悪い気をお湯の中に排出してくれる効果もあります。

塩洗浄

まずお茶わん一杯分ほどの塩を用意。用意した塩を手の平に広げ、首の後ろや肩に押し付けて２～３分程そのままにして置いてください。肩や背中側には外部からの悪い気がつきやすく、肩こりなどは体の気が濁って悪いエネルギーが溜まっている場合が多いです。
そこでこの塩洗浄を行えば、塩によって悪い気が吸収され、心身を浄化する事ができるでしょう。

塩まじない

紙に悩みを書きだし、その上から塩を一つまみ振りかけて紙で包みます。次にその紙を燃やして灰にし、川や池などに流して完了。この塩まじないは、悩み事を塩によって清め、洗い流し解決に導く効果があるとされています。

４：塩を使う際の注意点

浄化に塩を使う際には、出来るだけ高品質な物を選ぶようにして下さい。食卓塩のような精製された塩では無く、岩塩や天日精製された自然塩を選ぶようにしましょう。特に、天然塩は含まれる天然ミネラルなどの成分がデトックスなどに有効であり、海中の生き物由来の生命力が浄化効果を高めてくれます。
また、盛り塩などをする時には特に荒塩を用いる事で、高い浄化効果を得る事ができます。
反対に、荒塩は肌への負担が強いため、塩洗浄を行う時などはキパワーソルトなどの粒子の細かい塩を使う様にして下さい。

ここまで塩の持つ様々な効果について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？
塩は非常に身近な物ですが、非常にスピリチュアルな力の強い物でもあります。特に浄化効果は非常に高く、悪い気や悪霊などへの即効があり、健康への効果も高いです。「なんだか最近疲れてるな…」と思った時には、塩風呂にゆっくりつかって、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか？何

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